本タイトル・著者
『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』加藤俊徳
本の紹介
この本は、学び直したいと思っている大人にとっての希望の書です。
大人になってから勉強をスタートする人たちが、短い時間で、どうやったら新しい知識を脳に定着させることができるのか、本書ではその方法を脳科学に沿って紹介されています。
「歳を取ったら物覚えが悪くなった」など、よく聞きますよね。
でも実は、あなたの脳は、確実に学生時代より「いい状態」になっているのです。
なんと、脳科学的にも、脳は一生成長し続けるといういうことがわかっているんだそう。
冒頭で、本書を「希望の書」と表現した理由がお分かりいただけたでしょうか。
新たなことを学びたいと思っている全ての人におすすめできる本です。
どんな人におすすめか
- 大人になってから勉強欲が出てきた
- 転職するために新しい知識と技術を身につけたい
- 昇給したいので資格取得の勉強をしている
- 頭のキレを取り戻したい
- 記憶力が落ちてきた気がする
こんな人たちに非常におすすめの本です。
今までの固定観念を壊してくれること、間違いなし!
印象に残った内容
印象に残った内容学生時代のようにひたすら暗記するような学習法は大人には不向き。 そのやり方が通用するのは学生脳まで。
上記で触れたような、「大人になると物覚えが悪くなる」というのは、まさしくこれが原因だったのでは…!とハッとした一節。
「覚えよう」とするのではなく、「理解しよう」とするのが大切なんだとか。
頭がボーッとするときには、まず運動することが大切。
運動系脳番地は、全ての脳番地のエネルギーの源になるんだとか。
最近、あらゆるところで運動の重要性が説かれていますが、こんなところでも…!
自分が不得意だと思っていることも、実は、その脳番地を使う機会がこれまで少なかっただけで、意識して使うことで枝ぶりをよくしていけば、不得意が得意に変わることだってあり得ます。
才能がないから…自分には向いていないから…と諦めそうになった数々のことも、努力を重ねることで人並みにできるようになった経験があります。
きっとこういう仕組みだったんですね。
終わりに
この本には、他にも役立つエッセンスが盛りだくさんです。
役立つTIPSがたくさん盛り込まれている本なので、わたしにとって勉強法の本の決定版となりました。
勉強をする前に何度でも読み直して、必要な情報を頭に入れたいと思います。
そのくらいいい本ですし、わたしの勉強法のバイブルです。
わたしは本を読むのが好きなので、今まで何十冊も勉強法の本を読んできました。
その中でも群を抜いて説得力があり、面白くて読みやすく、実用的な本です。
勉強を新たに始める人、もっと効率よく勉強に励みたい人はぜひお手に取ってみてください。