タイトル・著者
『ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術』 黒田悠介
本の紹介
Amazonの紹介文より
「議論で新結合を生み出す」を活動ビジョンに新しい職業とコミュニティを生み出し続けている黒田悠介氏による「人生100年時代の転身術」。
人生が長期化した反面、わたしたちのライフスタイルはむしろ短期化し、かつてのように1つや2つのゴールを目指すような未来は描けなくなりました。変化の早い激動の時代にあっては、いくつもライフスタイルを転換(ピボット)しながら生きることが当たり前になりました。
本書では、そのような生き方を「ライフピボット」と命名。いつだって、いくつになっても自分らしい選択をし続けられるような考え方や行動指針を体系化しました。日々の行動は「三つの蓄積」「三つの行動原理」「六つのアクション」を足場とし、時に偶然を味方につけながら、いつでも何歳でも縦横無尽に未来を描く方法を解説します。
どんな人におすすめか
- 自分の将来が見えない
- 選択肢が多くて決められない
- やりたいことがわからない
- キャリアに不安を覚えている
そんな人たちにぜひ読んで欲しい1冊です。
ライフピボットとは
ライフピボットとは、過去の経験による蓄積を足場にして、着実に新しいキャリアへと一歩を踏み出す考え方です。
「6つのアクション」を通じて「3つの蓄積」を貯め、経験の蓄積と偶然によってキャリアの転換を実現させるという考え方です。
わたしたちは、
①長期化する人生のなかで
②ライフスタイルが短期化し
③加速する様々な変化に見舞われる という時代を生きるようになりました。
それに対応するための「準備」を進める…
つまり、若いうちからキャリアを転換し続け、老後も新しい可能性を柔軟に切り開けるようになっておくほうがいいのです。
その際、重要なのは目の前の仕事に真剣に取り組み、自分の経験を分析し、後述するライフピボットに必要な資産を自覚的に蓄積していくこと。
前もってどんな経験が役に立つようになるかは、わからないのですから。
- 好奇心
- 持続性
- 楽観性
- 柔軟性
- 冒険心
の5つを大切にしましょう。
3つの蓄積とは
ライフピボットに必要な蓄積は以下の通り。
①価値を提供できるスキルセット
②広く多様な人的ネットワーク
③経験によるリアルな自己理解
さらに、この①はテクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルの3つに分類されます。
- テクニカルスキル=業務遂行能力(対課題スキル)
- ヒューマンスキル=対人スキル
- コンセプチュアルスキル=概念化能力
(▼ここでいう、コンセプチュアルスキルに関して役立ちそうな本を買ってみたので、後日レビューしたいと考えています)
また、これらの蓄積に必要なアクションの種類を大別すると、「新しい人に出会う」「新しい場に出向く」「新しい機会を生む」の3パターン。
積極的に機会を掴むのが大切ということですね。
終わりに
以上で、『ライフピボット』のレビューを終わりたいと思います。
この見通しの立たない時代の中、キャリアを考えるのに非常に有効な本だと感じました。
みなさんもぜひ読んでみてください。
コメントお待ちしております。