本タイトル・著者
『その「決断」がすべてを解決する―貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」』マーク・マンソン
本から何を得られるか
今、僕たちは非現実的なほどポジティブな期待を求められている――
より幸福に、健康に、かしこく、速く、金持ちに、人気者に、生産的になれ……。
しかし、「もっと、もっと」と幸福と満足の蜃気楼を追いかけることに
貴重な時間を費やしてはいけない。
人生のカギは、「もっとたくさん」よりも「もっと少なく」である。
本当に大事なもの、自分自身にとってかけがえのないものだけを選びとる決断だ。
――マーク・マンソン
今までとは全く違った自己啓発本。
特に、スピリチュアルに抵抗がある人・ポジティブ思考に違和感を感じる人におすすめ
99パーセントの無駄な足掻きを手放し、本当に重要な1%に集中しよう。
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印象に残った内容
- ネガティブな感情=脳からの「解決されていない問題がありますよ」という呼びかけ→自分が何かしなければならない時
- ポジティブな感情=適切な行動をとった見返り
考えるべきは「人生でどんな苦しみを味わいたい?どんなことなら苦労してもいいと思ってる?」
これは、言い換えると「どんな人生を送りたくて、そのために何を犠牲にできるのか」ということ
良い人生を送るために必要なのは「もっと」ではなく「もっと少なく」という考え方。
これは、エッセンシャル思考に通じるなぁと思ったり。
また、自分たちのほとんどが生涯を通じて苦しむのは気にしてもしょうがないことを気にするから。というのはストア哲学にも通じると思いました。
(この本は、私が読んだ中で一番わかりやすいストア哲学の本でした。特にMBTIでS型の人に超おすすめです。簡潔でわかりやすい。逆に、N型の人は自省録とかのほうがいいかも?)
確かになぁ、と腑に落ちたのは「たまにであっても、うんざりすることが色々起きるのは問題なんだと信じていると、無意識に僕らは自分を責め始める」という一言。
先日ご紹介した「罪悪感」に通じてくるのだと思いました。
julie-darkacademia.hatenablog.com
自分の所感
私が一番思ったのは、ENTPっぽい本だなぁということ。
また、「頑張るな」と堂々とかかれていたり、スピリチュアル本にありがちな「前向き思考」を真っ向から否定したりと、驚き通しの本でした。
まだまだ噛み砕ききれていない部分が多く、この本は何度も読み直す必要があると感じています。
読み返してみて、また何か発見や成長が見つかったら記事にしようと思っています。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
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