Twitterでffさんにおすすめされて読んでみた『ハンチバック』市川沙央・著 がめちゃくちゃ面白かったんです。
まず、ハンチバックについての説明。
ハンチバックは日本語に訳すと「せむし」
背中が曲がっている人を指す言葉です。
馴染みの深い例でいうと、ノートルダム・ド・パリのカジモド。彼の背筋が曲がっているのを覚えていますか。
そう、彼もハンチバックなのです。
この本は、そんなハンチバックの主人公の視点で始まります。
詳しく話すのは難しいのですが、話の構造も面白く、最初から最後までいいテンポでサクサク読むことができました。
私はドリアングレイやジェインエアなど、ドロドロした心理描写のある小説が好きなのですが、この本がまさに好みドンピシャでした。
深く深く捻じ曲がったような心情と、それを表す簡潔な文章のバランスがとても良かったです。
短くて非常に読みやすい本なので、気になる方にはぜひ読んでいただきたいです。
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(おすすめの本情報なども常時募集しているので、もし何かあれば…)
そのうち語学ネタや美容ネタも書いていきたいなぁ…なんて。