Julie のダークアカデミアな日常

読書記録や語学、美容、日常など

「できる人」になるために『時間最短化、成果最大化の法則』を読む

 

本タイトル・著者

『時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム』木下勝寿

 

この本から何を得られるか

成果とは、「スキル×思考アルゴリズム」の掛け合わせで発揮されます。

実はスキルを磨くよりも効率がいいのが「思考アルゴリズム(考え方のクセ)」をインストールするというやり方。

効果的な法則が45個も収録されています。

この本を読むことで、今までの150倍成果を出すのも夢じゃないかも…!?

 


 

印象に残った内容

 

特に印象に残ったのは、タスク管理の方法でした。

 

まず、「緊急度」と「重要度」で優先順位をつけます。

 

①まず、重要度も緊急度も高いタスクをやる

②緊急度も重要度も低いタスクは最後にやるorやらないと決める

③残り2枠に関しては、緊急度よりも重要度を優先する

 

上記のやり方を真似することで、「忙しいが成果は低い人」になることを避けることができるそう。

 

さらにこの本には2段階目のマトリクスまで載っていました。

簡潔に説明すると、上記の手順で振り分けた仕事に関しては「完了までにかかる時間」を考えます。

その上で、すぐに終わる仕事から取り組むのです。

 

このように「仕組み化」することでアイドルタイム(考える時間)を減らし、成果を上げることに集中できるというのは盲点でした。

 

さらに、個人的に印象に残ったのは「完了にかかる時間でタスクをいつやるか振り分ける」というもの。

例えば、10分で終わるもの→すぐにやる

30分以内に完了→今日中にやる

というようなものです。

これも、あらかじめ決めておくことで先延ばしを防げますし、非常に有効なテクニックだと感じました。

 

自分の所感

 

基本的なことから耳の痛い内容まで盛りだくさんでした。

最後の章には、起業家向きなのかな…?と思うような描写もちらほら見られました。

でも、全体を通して万人に必要とされるメソッドが書かれていました。

 

この本が面白いのは、一ヶ月半をかけて取り組んでもらうことを前提として書かれている点。

一章が完結で短く、忙しいビジネスパーソンも隙間時間に読了できるような構成でした。

 

非常に面白くて役に立つ本だったと感じています。