本タイトル・著者
『うまくいっている人の考え方』ジェリー・ミンチントン
どんな本か
ジェリー・ミンチントン著『うまくいっている人の考え方』は、累計100万部を突破したロングセラーです。
人生がうまくいっている人の特徴や、自尊心を高める方法について解説しています。
この本から得られること
本書のテーマは、「自尊心をどう高めるか」
ここでいう自尊心とは、自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことです。
自尊心は、人生のほとんど全ての局面に影響を与えます。
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印象に残った内容
本書では、自尊心を高める方法として、以下の100項目を紹介しています。
- 自分を好きになる
- 自分に寛容になる
- 自分を大切にする
- 自分を受け入れる
- 自分の価値を信じる
- 自分の人生を生きる
- より良い考え方を選ぶ
- 視点を変えてみる
- 自分と出会う 人と出会う
- ポジティブに考える
- ありのままの自分を見る
- 自分の手で人生を作り出す
これらの項目は、全て平易な言葉で書かれており、すぐに実践できるものばかりです。
本書を参考に、ぜひ自尊心を高めて、人生をより豊かにしてください。
自分の所感
情報を鵜呑みにしない。特に、「権威者が言っているから」という考え方は危険
という考え方は、非常に耳が痛いものです。
誰が言っているかに関係なく、情報はありのままの情報として解釈する姿勢が大切だと実感しています。
また、「いい」「悪い」という判断をしない、現在に意識を向ける、というのはアインドフルネスの考え方に通じるんだろうなぁと思ったり。
今まで読んできた本と「繋がった!」と感動したのが、「心の中に静かな場所を見つける」という項目。
実践することは以下の通り。
リラックスして椅子に座り、目を閉じよう。複雑なテクニックはいらない。集中する必要すらない。
思考が心の中にふと浮かんで来たときは、それに耳を傾け、消えるのを待とう。切迫した要件がないなら、時間を気にしてはいけない。
静かな場所にアクセスすることに慣れたら、いつでもどこでもそこに「行く」ことができるようになる。
一度試してみれば、人生の難題を解決するのに必要な心の平静を得る素晴らしい方法であることがわかるはずだ。
簡単にいうと、マインドフルネス・瞑想のことのようですが…
「静かな場所」という表現が独特だと思いませんか?
私が初めてこの表現を見たのは、ストア哲学を調べていた時のこと。
その当時は意味が分からず、飛ばし読みしてしまっていました。
その時のモヤモヤが、この本を読むことで解決されたのです。
(▼ちなみに、私が一番わかりやすいと感じたストア派の本がこちら。色々な人の思想が網羅的に紹介されています。)
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そのほかにも、本書には有益な情報がたくさん詰まっています。
本書で紹介されている方法を実践することで、自分の良いところを認め、他人と比べるのをやめ、自分の感情を大切にするようになり、自尊心が徐々に高まっていくのを実感することができます。
まだ本書を読んだことがない方は、ぜひ一度読んでみてください。
人生をより豊かにするために、役立つ一冊です。
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